【夢の共演】名誉女流三冠降臨
2022年11月3日。
和歌山に、とてつもない夢の時間が訪れました。
囲碁界のスーパースター、謝依旻七段。
その降臨イベントが、ついに実現ーー!
今回は、その感動の1日をレポートします!
昨年、私たちは19x19x19(Nineteen Cubed)という囲碁普及団体を立ち上げ、仲間とともに、さまざまなイベントを企画してきました。
そして今回ーー
これまでで最大規模となるイベントが、ついに和歌山で実現!
チーム一丸となって、和歌山の囲碁界をもっと盛り上げていこう!
そんな熱い想いで開催に挑みました!
【目次】
・開催までの経緯~夢物語が現実へ~
・あいさつ
・名誉女流三冠降臨イベント
①謝七段 VS 西岡三段の公開対局(解説:石田篤司九段)
②謝七段 VS イベント参加者の皆さまで倒そう企画!(助っ人西岡三段)
・おわりに。
・集合写真&指導碁風景
今回は、何といってもゲストが謝依旻七段!!
謝七段は、これまでにタイトルを27個獲得、女流棋士史上最多獲得記録を更新。さらに、名誉女流本因坊・名誉女流名人・名誉女流棋聖の称号を持つ、まさに囲碁界のスーパースターです。
そんな憧れの謝先生が、なぜ和歌山に......!?
実は、昨年、19x19x19(Nineteen Cubed)という囲碁普及団体を立ち上げ、様々なイベント企画を考える中で、「いつか謝先生が来てくれたらいいなあ」と夢のような話をよくしていました。
小さい頃から謝先生に憧れていた私は、「いつかそんな夢が叶えばいいな......」と強く思っていました。
そんな中、ある出来事がきっかけで事態は急展開します。
昨年の名人戦最終予選決勝戦、
伊田篤史九段との対局で、謝先生が中部に来ることになり、
なんと、偶然にも記録係をすることになりました。
対局後、検討が終わる頃には終電もなく、
「これから1時間かけて歩いて帰るのかぁ......」なんて思っていた私。
そんな時、謝先生から思いがけない一言が。
「途中まで一緒に歩く?」
.え・・・!?タクシーで帰らないの!?まじ!?え?え??????
(思考停止するくらいびっくりしました)
そんな驚きの流れから、
緊張しながらも、囲碁や普及活動についていろいろお話することができ、
なんとそのご縁で、今回の和歌山イベントの話にもつながったのです!
...本当に、本当に、奇跡みたいな出来事でした。
これには和歌山の皆さまもみんなびっくり!!(それはそう)
それから1年後、和歌山へお招きし、イベントを開催する運びへとなりました。
19x19x19(Nineteen Cubed) 代表:木村直登さんの挨拶。
いよいよ、イベントスタートです!
解説は、面白くて楽しいノリノリ解説で有名な石田篤司九段!(写真右)
安定感抜群の解説で、
時折、会場から笑い声が上がるなど、大いに盛り上がっていました!
ちなみに会場には、私の父も来ていたのですが、
「石田先生みたいに、もっと楽しく解説せなあかんな~」
なんて言われました(笑)
対局姿の謝依旻七段。
いやぁ......何度見ても、本当にカッコイイです。
2017年のナショナルチームの合宿に参加した時、一度教えていただく機会があったのですが、対局中、謝先生が石を置くたびに、ただならぬ集中力と気迫が伝わってきたのを今でも鮮明に覚えています。
持ち時間は各20分、秒読みは20秒1回。
秒読みの声が、会場全体に響き渡り、
緊迫感が一気に広がっていきました。
盤上での激しい戦いを制したのは、謝七段。
局後には、解説の石田九段も交えて、勝負どころの解説も。
く、くやしい......!
でも、また強くなって、必ずリベンジしたいです!
続いては、「イベント参加者の皆さまで謝七段を倒そう!!」と題した、連碁企画です。
僕1人では謝七段を倒せませんでしたが、会場の皆さまとなら・・・!!
手合割は3子。皆さまにはマイクを渡して座標や囲碁用語で言ってもらう形式に。
最後には、ベストワン賞もあり、
2手目から、僕の愛用する小目にカドに打ちが打たれたりするなど、
積極的な手が飛び交いました!!
熾烈な戦いが続くなか、最終的には地合で逃げ切る展開になり、
なんとか謝七段を倒すことに成功しました!
また、対局中には、謝七段の考えてることを披露していただき、
悩んでる姿や困ってる表情なども見ることができ、
皆さまにも楽しんでいただけたかと思います!!
おわりに
名誉女流三冠降臨イベントにご参加いただいた皆さま、
スタッフとして関わってくださった皆さま、
そして遠方から応援してくださった皆さま。
また、イベントにご協力いただいた石田篤司九段、謝依旻七段にも、
心より感謝申し上げます。
昔からお世話になっていて師匠のような存在でもある石田先生と、
昔からたくさん棋譜並べをして、大ファンでもある謝先生。
そんなお二方と、地元和歌山で公開対局、そして一緒にイベントを開催することができたことーー
夢のような時間が現実となった瞬間でした。
また次回、さらにパワーアップしたイベントをお届けできるよう頑張ります!
その時も、ぜひ応援よろしくお願いいたします!
集合写真・指導碁風景
石田篤司九段の指導碁風景
いい手を打たれたのか、石田九段が困っていそうです(笑)
謝依旻七段の指導碁風景
こちらは謝七段の鋭い手を見て、頭を抱えていますね!?
謝七段に、定先で挑戦!真剣な眼差しですね。
西岡正織三段の指導碁風景
どこに打とうか悩んでいますね(笑)
指導碁も大盛り上がりでした!!!!!
会場全体の風景
後ろのスクリーンでは、イベント当日に行われていた、
第47期名人戦挑戦手合七番勝負第7局2日目 (井山名人VS芝野挑戦者)の様子を放映。
(囲碁将棋TV -朝日新聞社-YouTubeチャンネルの映像)
会場のみなさまとパシャリ!
温かい雰囲気の中、こうして皆さまと記念撮影できたことを、とても嬉しく思います!
また次回、皆さまにお会いできるのを楽しみにしております!
追伸
今回のチラシ、いかがでしたか?
燃えるようなデザイン、めっちゃ良くないですか?(笑)
私自身、これまでたくさん見てきた囲碁界のチラシの中で、
今回のチラシは、一番のお気に入りです!
もしよかったら、皆さまのご感想もぜひ教えてくださいね~!
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和歌山の囲碁普及活動をまとめたサイトもあります!
ぜひのぞいてみてください!
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