怒涛の快進撃(王座戦7連勝)
皆様、こんばんは。
今年も残すところあと1日。はやいですねえ。
この時期になると「大晦日に何を見て過ごすか?」という論争が沸き起こりませんか?(笑)
視聴率では「紅白歌合戦」がトップですが、私の周りには「ガキ使」を見る人が多い気がします。勿論、両番組の狙っているターゲット層が違うのは明らかですし、当然の結果とも言えますね。
ちなみに、私は「紅白歌合戦」を毎年家族と見て過ごします。今年は、どのようなドラマが起こるでしょうか?楽しみです。
さてさて、今年の成績を見返した時、1番頑張った棋戦は王座戦です。
今年4月から始まった王座戦ですが、なんと7連勝して来年に繋げることができました!
また、二段昇段を決めた碁も王座戦でしたので非常に思い出深いです。
そして、次なる相手は、またしてもブンブン丸こと山田規三生九段です。
その対局を振り返っていきたいと思います。
対局日:2019年12月12日
持時間:各3時間、5分前より1手1分の秒読みで5回の考慮時間有
白番:山田規三生 九段
黒番:西岡正織 二段
今回は、盤面を可視化するために、お互いの地を色で塗ってみました。
まだ確定地ではありませんが、赤色で塗られているところは白地になりやすいということを意図しています。
現局面は、36手目まで進行しています。
ここまでの流れとしては、意表を突く山田九段の両三々の立ち上がりから始まり、お互いに模様を張り合う互角の進行です。この模様をどうするかが勝負の鍵を握ります。
次の一手が今後の展開を大きく変える一手になります。
候補手はたくさんあり、「正解」が無い局面です。そこで問題です。
Q.私の次の一手は?
A.カケ
これを当てた人がいるとすれば、私と似たような感覚の持ち主です(笑)
この手は、右下から広がる黒の勢力を広げつつ、右上は右上で生きてしまおうという欲張りな意図があります。
よく見かける教科書のような受け方をしてくれるのが理想図です。
こうなれば、右下からの黒勢力が広まり、右上はしっかり生きて、左上からの白勢力は小さくなっているので、これは黒大成功と言えます。
そうした意図は見え見えですので、実戦は、黒37のカケに対して白38と反発してきました。
以下、黒45まで、右辺の地は白地から黒地へと変化しましたが、中央の勢力を見れば、先ほどの図と比較したとき一目瞭然です。
白の勢力は大きそうですが、何かと薄さが残っていますので形勢は互角です。
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